イランのマンスーリ副大統領は19日、地元メディアに対し、アゼルバイジャンとの国境付近で「不時着」したイランのライシ大統領を乗せたヘリコプターの乗組員らと連絡が取れたと明らかにした。米CNNテレビが報じた。ただ、ライシ師や同乗していたアブドラヒアン外相の安否は依然として分かっていない。

 報道によると、ヘリの位置は半径2キロ以内に絞られているという。マンスーリ氏は「事故は深刻ではなさそうだ」と語った。ただ、夜間で霧も出て視界が悪く、捜索は難航している模様だ。

 バヒディ内相は19日夕、ライシ師らが乗ったヘリについて「悪天候と霧のため強行着陸を余儀なくされた」と説明し、「複数の救助隊が現地に向かっているが、ヘリに到達するまで時間がかかるだろう」と語っていた。【カイロ金子淳】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 イラン副大統領「ヘリ乗組員と連絡」 ライシ師ら安否は依然不明