11日午後0時15分ごろ、東京都中央区日本橋2の日本橋高島屋で開催されている展示・販売会「大黄金展」の会場で、販売価格約1000万円の純金製茶わんがなくなっているのに店員が気づき、110番した。防犯カメラに茶わんを持ち去る男性の姿が映っており、警視庁中央署が窃盗容疑で行方を追っている。

 警視庁によると、茶わんは直径11・6センチ、高さ6・5センチ、重さ約380グラム。プラスチックケースの中に展示されていたが、鍵やアラームはなかった。

 会場は8階の催事場で、防犯カメラには午前11時40分ごろ、20~30代とみられる男性がケースを持ち上げて茶わんを取り出し、リュックサックに入れて立ち去る姿が映っていた。男性は眼鏡をかけ、灰色のトレーナーに黒っぽいズボン姿だったという。警備員はいたが、盗まれたのに従業員らが気づいたのは約20分後だった。

 運営会社のホームページによると、「大黄金展」では、仏具や茶道具、和洋食器など1000点以上の金製品が展示・販売されている。【森田采花】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 日本橋高島屋で1000万円の純金茶碗盗まれる 防犯カメラに映り込む