3日午前8時58分ごろに台湾付近で発生した推定マグニチュード(M)7・7の大規模な地震について、政府の地震調査委員会委員長を務める平田直・東京大名誉教授は「1月の能登半島地震(M7・6)や2016年4月の熊本地震(最大M7・3)より大きな規模の地震だ」と指摘した。震源は台湾東部の陸地に近い海底の比較的浅い場所だったため、津波が発生したと考えられるという。

 沖縄県与那国島ですでに高さ30センチの津波が観測されているが、平田名誉教授は「一般的に津波の第2波、第3波は第1波より高くなる。午前8時58分の地震以降も次々と地震が起きており、気象庁が津波警報・注意報を出している間は、高台への避難を続けてほしい」と呼びかけている。【大野友嘉子】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 「能登半島や熊本地震より規模大きい」東大名誉教授 沖縄津波警報