九州電力は27日、佐賀県玄海町の玄海原発4号機で原子炉内の出力が不均一となったことを示す警報が出て、保安規定で定める出力偏差の範囲を一時的に超えたと発表した。

 九電によると、27日からの定期検査に向けて原子炉を停止させるため、26日午後6時26分から原子炉内の出力を下げていたところ、午後8時32分に出力が不均一となる警報が作動。8分後に出力の偏りは保安規定で定める範囲内に戻った。環境への放射能の影響はないとしている。

 九電は事案を原子力規制庁に報告し、関係自治体に連絡した。佐賀県は九電に対し、原因の詳細な調査と再発防止策の検討を要請した。【五十嵐隆浩】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 玄海原発、出力不均一で警報 8分後に回復 放射能の影響なし