福田美術館(京都市右京区)は5日、江戸時代の絵師、伊藤若冲(じゃくちゅう)(1716~1800年)が美しい色彩でさまざまな野菜や果物を描いた絵巻が、新たに見つかったと発表した。同館によると、全長約2・8メートルの作品で、若冲が数えで76歳に当たる年に手掛けたと記されている。同館が「果蔬図巻(かそずかん)」と命名し、記者会見を開いて報道各社に披露した。開館5周年を記念して10月から開く特別展で一般公開する。【南陽子】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 伊藤若冲の絵巻、新たに見つかる 全長2.8mの大作 福田美術館