女性客から強引に売掛金(ツケ)を取り立てたとして、警視庁保安課は22日、東京都新宿区新宿5、ホスト、小保方信太朗容疑者(25)を都ぼったくり防止条例違反容疑で逮捕したと発表した。小保方容疑者は東京・歌舞伎町のホストクラブで働いていた。

 ホストクラブをめぐっては、支払い能力を超える高額な料金を請求し、女性客に多額の売掛金を負わせるなど悪質な営業が問題となっている。警視庁は今回、法外な料金請求をぼったくり行為と判断し、料金の強引な取り立てを禁じる都条例を適用した。こういった摘発事例は、全国でも珍しいという。

 逮捕容疑は2023年12月1日、20代の女性客に「業者が回収に行くことになる」などと言い、消費者金融の契約申し込みをさせるなどして、売掛金を強引に取り立てたとしている。小保方容疑者は黙秘しているという。

 保安課によると、女性には約90万円の売掛金があったという。

 保安課は22日、小保方容疑者が勤務するホストクラブ「SINCE YOU・・・α(シンス ユー アルファー)」(新宿区歌舞伎町2)の運営法人を同条例違反の疑いで書類送検した。【加藤昌平】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 売掛金、強引に回収の疑い ホスト逮捕 法外請求をぼったくりと判断