1日午前9時55分ごろ、福島県会津若松市大町2の国道118号で、同市山鹿町の無職、高橋美和子さん(59)が、会津乗合自動車(会津バス)が運行する路線バスにはねられた。高橋さんは市内の病院に搬送されたが、肋骨(ろっこつ)骨折などの多発外傷で死亡した。県警会津若松署は、バスを運転していた星博義容疑者(58)=同市門田町=を過失運転致傷容疑で現行犯逮捕した。

 同署によると、高橋さんはバスの乗客で、バス停で降車した際に転倒。発進したバスの左側のタイヤにひかれた。星容疑者は「被害者に気が付かなかった」という趣旨の供述をしており、同署は容疑を過失運転致死に切り替えて捜査している。

 現場はJR会津若松駅から南へ約700メートルの国道で、道路沿いには店舗や住宅が建ち並んでいる。

 会津バスは「重大事故を発生させてしまいましたことをおわび申し上げます。安全対策および事故防止に全社を挙げて取り組んでまいります」とのコメントを出した。【松本ゆう雅】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 路線バスにひかれ乗客の女性死亡 降車した際に転倒 会津若松