神奈川県内の公立高校入試の出願に必要なインターネットの手続きで、志望校への出願が始まった24日、Gメール(@gmail.com)を利用している志願者に出願システムに入るためのメールが届かないなどの不具合が生じていることが分かった。県教育委員会が同日、発表した。

 県教委によると、今年からインターネットによる出願が義務付けられた。志望校への出願の準備としてメールを事前登録する必要があったが、Gメールが使えない不具合が起きていた。県教委は19日に復旧したと発表していたが、今度は出願本番の段階で不具合が起きる事態となった。

 県教委によると、24日午前10時ごろ、システムを確認していた事業者が不具合に気づき、県教委に伝えた。Gメール利用者に、手続きに必要な「認証コード」を記載したメールが届かなかったり遅延したりするようになったという。

 県教委は、発生原因や不具合を受けた受験生の数は調査中としている。担当者は「なるべく早く対応策を検討し、不具合で受験生が不利になることがないようにしたい」と話している。【田中綾乃】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 Gメールまた不具合 ネット出願、認証コード届かず 神奈川