8日に敷地内の建物で火災のあった旧田中角栄邸(東京都文京区目白台1)はかつて、政財界の大物が出入りして「目白御殿」と称され、昭和の政治の舞台となった。

 ロッキード事件で1976年に逮捕された角栄氏は85年、目白御殿で脳梗塞(こうそく)により倒れて、政治の表舞台から姿を消した。目白御殿は角栄氏の首相在任時は3000坪あったとも言われたが、相続にあたって一部が国に物納され、区が公園建設のため隣接地とともに買い上げたとされる。

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 火に包まれた「目白御殿」 かつては3000坪、昭和の政治の舞台に