政府は29日、首相官邸で10月1日に導入される消費税のインボイス(適格請求書)制度に関する初の関係閣僚会議を開いた。岸田文雄首相は制度の円滑な実施のため、10月中に策定する総合経済対策に小規模事業者などに対する支援策を盛り込むと表明し、関係閣僚に指示した。

 インボイス制度導入を巡っては、これまで納税を免除されてきた年間売上高1000万円以下の小規模事業者への影響が指摘されている。首相は「中小・小規模事業者は我が国経済にとって重要な役割を担っており、安心して事業に従事していただく環境を整備することが大事だ」と指摘。「事業者の悩みを的確に把握してきめ細かく取り組み、一つ一つの課題に対応していく」と述べた。【森口沙織】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 インボイス支援策、経済対策に盛り込み 関係閣僚会議で首相指示