岸田文雄首相は20日(日本時間21日)に開かれる国連安全保障理事会の首脳級会合で、ロシアによるウクライナ侵攻について「国際法の明白な違反であり、最も強い言葉で非難する」と改めて表明。軍の即時無条件撤退を求め、ロシアの核の威嚇は「断じて受け入れられない」と訴えた。

 国際秩序の維持に向け「法の支配を擁護し、国際の平和と安全に関する課題解決を一層強化していく」と強調。「分断や対立ではなく協調の世界を目指すべきだ」と呼びかけた。

 これに先立ち、首相は19日(同20日)、国連総会で一般討論演説を実施。「国連の分断・対立を悪化させる拒否権の行使抑制の取り組みは安保理の強化につながる」と述べ、安保理改革の必要性を強調した。【ニューヨーク川口峻】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 首相、ウクライナ侵攻「最も強い言葉で非難」 安保理首脳級会合