女性に性的暴行をしたなどとして不同意性交等致傷容疑で宮崎県警に逮捕された、宮崎市議で「スーパークレイジー君」の名前で活動する西本誠容疑者(37)=同市=が「ホテルに強引に連れ込んだわけではなく、性行為もなかった。けがもさせていない」と容疑を否認していることが分かった。接見した弁護士が7日、記者団に明らかにした。

 逮捕容疑は3日午前4時ごろ、30代の知人女性を市内の宿泊施設に無理やり連れ込み、性的暴行などをして全身打撲など約7日間のけがをさせたとしている。女性が4日、被害届を出していた。

 接見した加藤博太郎弁護士(東京弁護士会)によると、西本容疑者は2日夜、妻と妻の知人でもある女性と3人で飲酒後、妻の同意を得た上で女性と2人で別の店で飲酒。その後、ホテルに行ったとしている。

 西本容疑者は「ホテルの前で手を握り、やりとりはあったが、20分ほどいただけで、けがもさせていない」と釈明。飲酒の量は「複数軒、はしごしたが、互いに深酔いはしていない」と説明したという。

 西本容疑者は深く落ち込んでいる様子といい、有権者や支援者に「本当に申し訳ない」と謝罪。議員辞職は「そこまで考える状態ではない」と話したという。【塩月由香】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 逮捕のスーパークレイジー君、容疑を否認 不同意性交等致傷の疑い