京都地裁で始まった京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判で、検察側は青葉真司被告(45)の事件当日の足取りについて、周囲の防犯カメラ映像なども交えて説明した。

 青葉被告は7月18日午前5時ごろ、京都市伏見区内にあるコンビニでカップラーメンなどを購入。10時ごろには同じ伏見区内にあるガソリンスタンドでガソリン40リットルを購入し、5640円を支払った。この際、使用目的を店員から問われた青葉被告は「発電機です」と答えていたという。

 その後、防犯カメラには青葉被告が10時16分、現場となる京アニ第1スタジオ近くの路地に入る姿が捉えられていた。10時半、スタジオの建物内に忍び込んだが、7秒後にいったん退出。そして、同31分にバケツを持って建物内に入る姿が確認された。バケツにはガソリンが入っていた。【安元久美子】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 ガソリン購入時に「発電機用です」と被告説明 京アニ事件初公判