セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下の百貨店大手「そごう・西武」の売却計画を巡り、事業継続や雇用維持を懸念するそごう・西武労働組合(寺岡泰博委員長)は31日午前、西武池袋本店(東京都豊島区)でストライキに突入した。

 組合員ら約300人は午前11時過ぎ、池袋本店近くの公園に集結。寺岡委員長は報道陣の取材に応じ「心苦しいし、ぎりぎりまでスト回避を探っていたが、経営陣は考えを変えなかった」と述べた。会社側との交渉については「今日が終わりではない。これだけの人が訴えていることを経営陣は知ってほしい。取締役会の(売却)決議が終わるまで我々の思いを伝える」と述べ、最後まで事業継続や雇用維持を会社とセブン側に働きかけていく方針を明らかにした。【宮城裕也】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 そごう・西武の労組委員長「ストライキ、心苦しい」