24日にも始まる福島第1原発の処理水の海洋放出を前にした23日早朝、福島県相馬市の松川浦漁港では、9月1日から始まる底引き網漁に向け、準備に追われる漁業者の姿があった。

 地元の底引き網漁船船頭会会長の高橋英智さん(60)は「(処理水を海に)流すことは仕方がないと思う」と理解しつつ、「年々、若い漁業者もやる気になってきた。(もし)風評被害が出ると、またやる気がうせるのでは」と心配そうに話した。【渡部直樹】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 処理水放出「仕方ない。もし風評出たら」 底引き網前に理解と不安