神奈川県南足柄市の加藤修平市長が公務中に飲酒していたことが22日、市への取材で判明した。加藤氏は7月に公用車で東京と横浜市内の企業2カ所に出かけた後、飲食店でビールを飲んだ。加藤氏は「安堵(あんど)感や疲労などの中で気の緩みがあった。慎重な行動を取るべきだった」とコメントを発表し、給与削減などの対応を検討しているという。

 市秘書広報課によると、加藤氏は7月24日、同課職員と午前中に東京へ行き、その後横浜市内に移動した。予定が済んだ午後4時過ぎ、遅めの昼食を取るため飲食店に入り、瓶ビール1本を注文した。職員は口を付けず、加藤氏一人が飲んだ。その後は市役所に戻り、業務報告を1件受けたという。

 市の担当者は「給与削減などを検討している」と話した。加藤氏は現在4期目。【本橋由紀】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 市長、公務中に飲酒 企業訪問後「気が緩んだ」 神奈川・南足柄