米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は18日、ロシアによるウクライナ侵攻で、両軍のこれまでの死傷者が計50万人近くに上っていると報じた。複数の米政府職員からの情報を基にした推計としている。6月にウクライナが大規模な反転攻勢を始めたこともあり、死傷者は着実に増えているという。

 内訳は、ロシア側が死者12万人、負傷者17万~18万人、ウクライナ側が死者7万人、負傷者10万~12万人程度と見積もっている。両軍ともこれまでに正確な死傷者数は公表しておらず、深刻な犠牲が改めて浮き彫りになった形だ。

 NYTは、前線で激しい戦闘が続いているため、負傷した兵士を避難させたり、すぐに治療を受けさせたりすることもますます困難になっていると指摘した。【ヨハネスブルク平野光芳】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 ロシア、ウクライナ両軍で死傷者50万人近くに NYタイムズ推計