長野県松本市の松本城公園にネコを模した大型フィギュア3体が並べられ、観光客の目を引いている。訪れた人が「これは何?」と近づいては、写真に収める姿が見られる。

 正体は「ALWAYS三丁目の夕日」などの作品で知られる同市出身の映画監督、山崎貴さん(59)がデザインしたキャラクター「Y―cat(ワイキャット)」だ。山崎さんのイニシャルと愛猫から名付け、市美術館で開催中の特別展「映画監督山崎貴の世界」を応援する「まちなか出張展」とした。

 展示を始めた7月中旬、Y―cat2体の足や尾が壊される被害があったが、その後、修復された。松本城公園での展示は31日までで、その後は別の場所に移す。これとは別に中心街の千歳橋にも3体を展示中。市は「大切に扱ってほしい」と呼びかけている。

 美術館の特別展では映画の絵コンテやデザイン画、実物大セット、ミニチュア模型、衣装など約300点を展示している。特別展も出張展も10月29日まで。【武田博仁】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 松本城にネコの大型フィギュア 山崎貴監督デザインのY-cat