日本大学アメリカンフットボール部員が覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、日大の林真理子理事長らが8日、東京都内で記者会見を開き、大学側が問題を把握した時期や経緯などについて説明した。

 日大によると、7月6日にアメフト部の寮(東京都中野区)を点検し、逮捕された部員の部屋から植物片のようなものなどを発見。しかし、警視庁にこうした事実を報告したのは約2週間後の同18日だった。報告に時間がかかった理由について、酒井健夫学長は「(発見した時点では)違法薬物との確信はなく、学生へのヒアリングを実施してから相談しようと思っていた」と釈明した。

 林学長は会見の冒頭、「この問題に関し、正式に説明するのに時間を要し、心からおわびする」と陳謝した。【遠藤龍】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 林真理子理事長「違法薬物と確信なく」 日大アメフト部員逮捕で会見