短期滞在の資格で来日したタイ人女性を個室マッサージ店で働かせるようあっせんしたとして、警視庁保安課は19日、東京都大田区蒲田1、風俗店経営、イトウ・ジラナン容疑者(41)らタイ国籍の女性2人を入管法違反(不法就労助長、不法就労あっせん)容疑で逮捕したと発表した。

 イトウ容疑者は来日を仲介するブローカーとみられ、「同じ店舗に短期滞在のタイ人女性ら70~80人を紹介していた」と容疑を認めているという。警視庁は他の飲食店などにもあっせんしていたとみて調べる。

 逮捕容疑は6月7日と11日、新宿区内の個室マッサージ店の経営者に対し、20代のタイ人女性2人を従業員として雇うようあっせんしたとしている。イトウ容疑者らは「タイ在住の『エージェント』と呼ばれている者からタイ人女性を紹介された」と供述しているという。【加藤昌平】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 タイ人女性の不法就労あっせん疑い 風俗店経営者ら2人逮捕 警視庁