2022年5月に福岡県大野城市で生後7カ月の男児が肝破裂で死亡した事件で、福岡地検は14日、殺人容疑で逮捕された母親で無職の井上徳子(さとこ)容疑者(35)=同県太宰府市朱雀4=の鑑定留置を12日から始めたことを明らかにした。期間は9月29日までで、当時の精神状態を調べる。

 井上容疑者は22年5月14日に当時住んでいた大野城市のマンション5階の室内で、殺意を持って実子の新大(あらた)ちゃんの胸や腹を何らかの方法で圧迫し、肝破裂により死亡させたとして今年6月28日に逮捕された。

 福岡県警によると、井上容疑者は逮捕時、「何かしなければと思い、心臓マッサージをした。殺意はありません」と容疑を否認していた。【志村一也】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 肝破裂で0歳児死亡 殺人容疑で逮捕の母親を鑑定留置 福岡地検