10日午前1時5分ごろ、大阪市淀川区西三国4の三国橋で「男性が突き落とされた」と110番があった。橋の下を流れる神崎川から高齢男性が発見されたが、現場で死亡が確認された。通行人が橋の欄干から人を突き落として逃走する40~50代の男性を目撃しており、大阪府警淀川署は高齢男性が事件に巻き込まれたとみて捜査を始めた。

 淀川署によると、橋の北側付近にいた2人組の男性を通行人が目撃。欄干に腰掛けていた男性をもう1人が突き落として、青色の車に乗って南方向に走り去ったという。

 死亡した男性は橋から約20メートル下流で約2時間後に発見された。黒色Tシャツとグレーの半ズボン姿で所持品はなかった。目立った外傷はなく、同署が身元の確認を急いでいる。

 大阪市によると、淀川区と同府豊中市にかかる三国橋は全長約136メートルで幅約5・5メートル。阪急宝塚線・三国駅から北に約250メートルに位置する。【横見知佳、井手千夏】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 大阪・神崎川で高齢男性の遺体発見 橋から突き落とされたか