安倍晋三元首相(当時67歳)が奈良市で参院選の応援演説中に銃撃されて死亡した事件の現場周辺で8日午前11時半ごろ、パイプ状の不審物を持った男性が奈良県警の警察官に取り押さえられた。毎日新聞の記者が目撃した。周辺では「鉄パイプを持っている男がいる」との叫び声が上がり、現場周辺は騒然となった。男性はその後、警察官に連行された。県警が詳しい経緯を捜査している。

 銃撃事件の現場になった近鉄大和西大寺駅前ではこの日朝から献花台が設けられ、安倍氏を悼む多数の人が訪れていた。事件発生時刻と同じ午前11時半ごろ、献花台近くで不審な男性が突然取り押さえられた。【川畑岳志、吉川雄飛】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 安倍元首相銃撃の現場近くで不審物持った男性 警察が取り押さえる