新型コロナウイルス感染症で、厚生労働省は7日、5月に感染症法上の5類に移行されてから初めての死者数を発表した。今年4月分の集計で、死亡診断書に直接の死因などが新型コロナと記載されたのは計550人。直接ではないもののコロナが影響したのが計1406人だった。

 新型コロナの死者数を巡っては、5類に移行する前は厚労省が療養中に死亡した全国の総数を毎日公表していた。5月8日の移行後は、毎月まとめている人口動態統計から死因を精査して、当該月の5カ月後に公表することになっている。

 ただ、当面の間は死者数をより早く把握し、感染動向を監視するための指標の一つとするため、死亡診断書から死者数を集計して公表することになっていた。【添島香苗】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 新型コロナ「直接の死因」550人、「影響」1406人 5類後初発表