神戸・6歳の遺体、スーツケースに入った状態で見つかる

　神戸市西区の草むらで近くの保育園児の穂坂修（なお）ちゃん（6）の遺体が見つかった事件で、遺体はスーツケースに入れられた状態だったことが、捜査関係者への取材で判明した。兵庫県警は修ちゃんの祖母（57）に対する監禁と傷害の疑いで、母親ときょうだいの男女4人を逮捕。4人が修ちゃんの遺体の遺棄に関与している疑いがあるとみて捜査している。

　逮捕されたのは、いずれも無職で母親の沙喜（34）のほか、大地（32）、双子の朝美（ともみ）（30）と朝華（あさか）（30）の4容疑者。修ちゃんは神戸市西区玉津町居住（いすみ）の集合住宅で、この4人と祖母の計6人で暮らしていた。

　逮捕容疑は共謀して3月ごろ～6月20日ごろ、断続的に自宅の押し入れで祖母を監禁。同19日ごろには背中を鉄パイプのようなもので複数回殴打するなどして、けがをさせたとしている。県警は沙喜容疑者ら4人の認否を明らかにしていない。【澤俊太郎、中田敦子】