人気アニメ「エヴァンゲリオン」や「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」のコスプレ衣装を不正に販売・所持していたなどとして、神奈川県警大船署は22日、横浜市西区の衣料品販売会社「楽栄」と男性社長(48)=同区=を、著作権法違反と商標法違反の容疑で横浜地検に書類送検した。男性は「偽物を売っていました」と容疑を認めている。

 送検容疑は2022年5月、インターネット上で「エヴァンゲリオン」に登場するキャラクターの綾波レイが着用する「プラグスーツ」のコスプレ衣装を、許可を得ずに複製されたものと知りながら2万7500円で販売するなどし、映像制作会社「カラー」の著作権を侵害。また、「鬼滅の刃」と「東京リベンジャーズ」の登場人物の服に類似する「滅」や「東京卍會(かい)」の文字が入ったコスプレ衣装計40着を権利がないのに販売目的で所持し、集英社や講談社が有する商標権を侵害したとしている。

 署のサイバーパトロールで発覚した。楽栄は10年に起業し、最近の年間売り上げは約1億円。当初から模造品の販売をしていたとみられる。【園部仁史】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 エヴァや鬼滅のコスプレ衣装、不正に販売・所持no容疑で書類送検