気象庁は21日午前6時半ごろ、鹿児島県の奄美大島近海でマグニチュード(M)7.0の地震が発生したという緊急地震速報(予報)を発表したが、地震は起きておらず、実際の緊急地震速報も出されなかった。誤報とみられる。

 鹿児島地方気象台によると、この日の奄美地方は雨雲に覆われており、雷の影響で地震計が地震以外の揺れ(ノイズ)を検知した可能性が高いという。

 緊急地震速報(予報)は、従来の地震情報とは異なり迅速性を重視しており、地震を検知してから数秒以内に一報を出すため、ノイズを検知することがある。【酒造唯】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 「奄美でM7.0の地震発生」は誤報か 気象庁、雷でノイズ検知?