衆院小選挙区定数の「10増10減」に伴う候補者調整を巡り、自民党は16日、選挙区が減る山口、和歌山などの選挙区について候補者の選定を終えた。

 選挙区が4から3に減る保守王国の山口では、1区支部長に高村正大氏、2区支部長に岸信千世氏が決定。岸田派の林芳正外相(現3区)と、安倍晋三元首相の後継として4月の補選で初当選した吉田真次氏(現4区)が争った3区は、林氏が選ばれた。吉田氏は比例代表に回る。

 定数1減で2選挙区となる和歌山では、2区支部長に現3区の二階俊博元幹事長を充て、1区の支部長予定者には元沖縄・北方担当相の鶴保庸介参院議員(和歌山選挙区)を選んだ。現2区の石田真敏元総務相は比例代表での処遇となる。【菊池陽南子】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 山口新3区に林外相 安倍氏後継・吉田氏は比例に 自民、候補者選定