三重県桑名市立精義小学校(同市寿町)で5月31日、男性教諭(52)が、同級生と口論になった男児を指導する際、別の男児にカッターナイフを持たせる事案があったことが8日、判明した。市教委は「誤った指導で重く受け止めている」としている。

 市教委によると、2年生の男児2人が教室で給食の準備中に口論になった。担任の男性教諭が指で挑発的な仕草をした男児を指導する際、指を向けられた男児に教諭が所有するカッターナイフを手渡したという。教諭はカッターナイフを持たせた理由について「指を向ける行為が、命に関わる状況になる場合もあることを伝えたかった」などと説明しているという。

 教諭は2日から自宅待機中で、同校は9日に臨時の保護者会を開く予定。【松本宣良】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 小学校教諭、同級生と口論の児童にカッター手渡す 三重・桑名