バイデン米大統領(80)が1日、西部コロラド州で空軍士官学校の卒業式に出席した際、壇上でつまずいて、転倒する一幕があった。すぐに起き上がって自力で歩いており、けがもない様子だったが、転倒の映像は主要メディアで報じられ、ネット交流サービス(SNS)でも拡散している。バイデン氏は2024年の大統領選で再選を目指しているが、加齢による衰えを懸念する声もあるだけに、今回の映像が政敵によるネガティブキャンペーンで使われる可能性がある。

 ホワイトハウスによると、バイデン氏は卒業生への卒業証書授与と握手を終えて自席に戻ろうとした際、壇上にあった土のうにつまずいて転倒した。周囲にいた空軍士官らの手を借りて起き上がった後、自分の足で席に戻った。同行していたホワイトハウスのジャンピエール報道官は記者団に「大統領の体調に全く問題はない」と語った。

 バイデン氏は22年6月、東部デラウェア州でサイクリング中に転倒したことがある。【ワシントン秋山信一】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 バイデン大統領、壇上でつまずき転倒 空軍士官学校の卒業式