田植え前の水田を競技会場にした「第4回たんぼラグビーin富士見・南畑」(東入間ラグビーフットボールクラブ主催)が28日、埼玉県富士見市下南畑で開催された。参加者たちが泥まみれになりながら豪快なトライを決めると、歓声と笑い声が上がっていた。

 市内外の14チーム約130人が参加。タックルやスクラムなどの接触プレーやキックのないタッチラグビー形式で行われた。足袋などを履いた、年齢や男女を問わない4人が1チームとなり、膝下まで水が張られた田んぼに入ると、相手ゴールを目指し鋭いパスを繰り出していた。試合中、脱げて田んぼに埋まった選手のシューズを両チーム全員で探すハプニングも飛び出した。

 初めて田んぼラグビーを経験した大山朋也さん(28)は「子供や女性も参加し、みんなが平等に楽しめた試合で楽しかった」と泥だらけの顔で話した。

 主催した同クラブの滝澤真さんは「みんなで楽しめるラグビーを多くの人に知ってもらい、9月にフランスで開催するラグビーワールドカップ(W杯)を楽しんでもらいたい」と期待した。【橋本政明】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 泥まみれでトライ! 130人で田んぼラグビー 埼玉・富士見