28日午後4時55分ごろ、群馬県高崎市のJR両毛線高崎駅に停車していた同駅発小山駅行き下り普通電車(4両編成)が、ホーム側のドアが複数開いた状態で動き出した。約1メートル後退したが、運転士が非常ブレーキをかけて停止した。同線は乗客がボタン式でドアを開閉する仕組みだが、乗客約400人にけがはなかった。

 JR東日本高崎支社によると、出発準備中、ブレーキに運転士の体が誤って触れて緩んだため、電車が動いた。電車にはドアが開いたまま発進しない装置があるが、運転士は装置が作動する前に非常ブレーキをかけたという。電車は出発が2分遅れた。同支社は「再発防止へ指導や注意喚起に努める」としている。【日向梓】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 ドアが開いたまま電車動く 運転士、非常ブレーキで停止 高崎駅