自民党の茂木敏充幹事長は27日、自民党本部で講演し、岸田文雄首相が掲げる「異次元の少子化対策」で、財源を一元的に管理するための新たな特別会計として「こども金庫」を創設する考えを示した。

 茂木氏は、少子化対策を盛り込み、6月にとりまとめる経済財政運営の指針「骨太の方針」に向けて「議論を加速させていきたい」と強調。財源を管理する特別会計として「『こども金庫』を創設して、費用負担の見える化をまず進める予定だ」と明らかにした。

 財源に関しては「歳出改革等を徹底していく」と説明。「企業が一生懸命賃上げを進め、投資を拡大していく妨げにならない、また個人にとっても実質的に負担増にならない仕組みにしていきたい」と述べた。【菊池陽南子】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 茂木氏、「こども金庫」創設の考え 「費用負担の見える化進める」