松竹、市川段四郎夫妻死去に「痛切の極み」 状況は「把握せず」

　市川猿之助さんの救急搬送、父親の市川段四郎さんと母親の死亡を受け、公演を製作する松竹は18日、「本日の報道に関しまして」と題するコメントを発表した。全文は以下の通り。

本日の報道に関しまして

　平素より格別のお引き立てをたまわりまして誠にありがとうございます。

　本日、四代目市川段四郎ご夫妻がお亡くなりになられたとの報に接しました。永年にわたりまして歌舞伎界を支えていただきました市川段四郎が、ご令室とともに突然ご逝去されましたことは弊社にとりまして痛切の極みでございます。謹んでご両名のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

　また、市川猿之助の状況等につきましては、現時点で弊社として詳細な情報を把握いたしておりません。

　警察ならびに病院にて対応をいただいているものと認識しており、各方面からの情報把握に努めているところでございます。

　今月、市川猿之助が出演しておりました明治座歌舞伎公演へのご来場をご予定のお客様をはじめ、公演関係者の皆さまには、多大なるご迷惑、ご心配をおかけいたしますことを深くおわび申し上げます。

　弊社として状況をご説明させていただける状況となりました際には、改めてお知らせいたしますので、ご理解たまわりたく、なにとぞよろしくお願い申し上げます。