北九州市は16日、八幡西区と小倉北区の市営住宅で、外壁のコンクリート片が落下したと発表した。けが人はなかった。

 市によると、八幡西区の本城西団地で14日、3号棟の4階部分(高さ約10メートル)から長さ約44センチ、横約8センチ、重さ約1・7キロのコンクリート片が地面に落下。小倉北区の下富野第三団地の3号棟でも同日、長さ約15センチ、横約10センチ、重さ約50グラムのコンクリート片が12階のバルコニーに落下した。いずれも入居者が発見した。両市営住宅は築40年以上経過しており、老朽化が原因とみられる。

 一方、若松区の市立高須児童館では15日、2階部分(高さ5~6メートル)の軒下から長さ約10センチ、横約5センチ、重さ約45グラムのモルタル片が地面に落下。八幡西区の市立子どもの館でも、天井に設置している空調機の蓋(ふた)が開き、中のフィルターが1個床に落下しているのが見つかった。けが人はなかった。市は各児童館(一部除く)の外壁の全面打診点検を実施するとしている。【日向米華】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 市営住宅の外壁落下相次ぐ 児童館のモルタル片も 北九州