フィンランドのサンナ・マリン首相(37)は10日、夫の元サッカー選手(37)と離婚したことをSNS(ネット交流サービス)で発表した。理由は明らかにしていない。フィンランド公共放送YLEなどによると、2人は「親友であり続ける」と述べているという。2人の間には5歳の娘がいる。

 マリン氏は2019年に当時世界最年少の34歳で首相に就任。22年のロシアによるウクライナ侵攻を受け、米欧の軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)加盟に道を開くなど指導力を発揮した。一方で財政悪化に歯止めをかけられず、今年4月の総選挙で党首を務める与党・社会民主党が敗北。党首辞任を表明した。21年には新型コロナウイルス感染者と接触後にクラブに出かけ、未明まで踊っていたとして謝罪に追い込まれたほか、薬物使用疑惑や不倫疑惑が浮上したこともあった。【ロンドン篠田航一】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 フィンランドのマリン首相が離婚 「親友であり続ける」