北アルプス山麓(さんろく)の長野県安曇野市で、水が入った田んぼに北アの山々が映り込む「水鏡」が見られる季節になった。大気が澄み、風がない朝にきれいに見られ、残雪を抱えた常念岳(2857メートル)や横通(よことおし)岳(2767メートル)の姿が美しい。

 県内有数の稲作地帯の安曇野では例年、大型連休の前後から田んぼに水が入り、田植えが始まる。そのころ、あちらこちらの水田に水鏡が出現する。山々が映り込む光景は春の風物詩となっている。

 同市堀金の水田では、田植えを始める農家の人の姿も見られた。【武田博仁】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 「水鏡」に映える北アルプス 春の風物詩、今年も 長野・安曇野