国民民主党の榛葉賀津也幹事長は28日の記者会見で、23日投開票の衆参の補欠選挙を振り返り、立憲民主党が議席獲得を逃したのは、同党の小西洋之参院議員による「サル発言」が影響したとの見方を披露した。榛葉氏は「あの発言がなければ、大分と千葉はどうなっていたかわからない」と述べた。

 補選では、参院大分選挙区で自民党候補との一騎打ちとなった立憲候補が惜敗。国民民主を含めた野党各党が候補を擁立した衆院千葉5区でも、立憲候補が自民候補と競り合ったものの敗れた。

 榛葉氏は、小西氏が衆院憲法審査会の毎週開催を「サルのやること」などと批判した発言を受け、立憲への投票をやめた有権者がいると指摘。「サル発言が相当効いた。千葉もあれがなかったら(立憲が)相当票を伸ばしていたと思う」などと語った。【樋口淳也】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 国民・榛葉氏「サル発言が影響」 補選の大分、千葉で立憲敗北に