松野博一官房長官は17日の記者会見で、ロシア当局から海上保安庁に対し、北方領土の択捉島周辺の日本領海を含む海域で18～22日、ミサイル射撃訓練を実施するとの航行警報の通知があったことを明らかにした。ロシア国防省は14日、太平洋艦隊の演習を北方領土周辺で実施すると発表しており、ミサイル射撃訓練もその一環とみられる。

　松野氏によると、これを受けて外務省欧州局参事官が17日、在日ロシア大使館に対し、日本周辺でロシア軍が活動を活発化させていることへの懸念を申し入れたほか、日本固有の領土である北方領土におけるロシアによる軍備の強化は日本の立場に反するものであり、受け入れられないと抗議した。【村尾哲】

情報提供元： 毎日新聞
記事名：「 ロシア、北方領土周辺でミサイル訓練　18～22日　日本に航行警報 」