愛知県豊田市松平町の松平東照宮にある松平郷館で13日、葵(あおい)紋と「康継」の銘が入った赤羽刀(あかばねとう)8振の特別公開が始まった。1999年に国から豊田市へ譲与されたもので、今回が初公開。

 徳川家康の次男、結城秀康に仕えた刀鍛冶、越前康継の作とされる刀2振と脇差し6振。NHKの大河ドラマ「どうする家康」の放映に合わせ、徳川家ゆかりの松平郷を多くの人に訪れてもらおうと市が公開を決めた。

 赤羽刀は、第二次大戦後にGHQに接収され、美術的価値が認められて個人や公立の博物館へ国が返還した刀剣類。

 公開は5月30日までの午前10時~午後4時(水曜休館、5月3日は開館)。【荒川基従】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 徳川家ゆかりの刀8振を初公開 「どうする家康」放映で 愛知