松野博一官房長官は14日の記者会見で、中国当局が東シナ海に設定した船舶航行禁止区域に日本の排他的経済水域(EEZ)が一部含まれるとして、中国側に対し、日本船舶の安全に影響を与えないよう申し入れたと明らかにした。

 中国はロケットの残骸が落下する可能性があるとして、16日午前9時~午後3時(日本時間午前10時~午後4時)、台湾北方の東シナ海を船舶航行禁止区域としている。

 松野氏は「航行警報や漁業安全情報を出し、船舶や漁業者に注意喚起を行い、安全の確保に努めている」とし、「中国側とのやり取りを続けるとともに、詳細な情報の収集分析を行っており、その結果を踏まえ航行の安全確保に万全を期す」と述べた。【村尾哲】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 中国設定の航行禁止区域、日本のEEZ一部含む 日本が安全申し入れ