秋篠宮ご夫妻が5月4~7日、英国のチャールズ国王の戴冠式に出席するため英国を公式訪問されることが、4月11日の閣議で了解された。秋篠宮さまはオックスフォード大学への留学と旅行で英国を訪れたことはあったが、公式訪問は初めて。

 ご夫妻は5月4日に羽田空港を政府専用機で出発する。現地時間の5日午後、バッキンガム宮殿で国王主催のレセプションに出席し、6日午前にウェストミンスター寺院で開かれる戴冠式に参列する。帰国は日本時間の7日午後の予定。

 英国は国家元首とその同行者を戴冠式に招待しているが、国家元首が出席できない場合は代理の出席を認めている。皇室の慣例で天皇は外国王室の戴冠式や即位式に出席しておらず、これまでも皇族が参列している。

 自衛隊が運航する政府専用機は、天皇や皇族、三権の長、国賓らが利用できるが、秋篠宮さまは外国訪問でも民間機のみを使ってきた。宮内庁は「ゴールデンウイーク中の訪問であるため、座席確保の困難や空港の混雑が想定され、政府専用機を利用していただく判断となった」と説明している。【高島博之】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 秋篠宮ご夫妻、チャールズ国王の戴冠式に出席へ 訪英を閣議了解