警察庁は3日、東京や大阪など13都府県で自転車利用者のヘルメットの着用状況を2~3月に目視で調査したところ、着用率は平均で4%だったと発表した。自転車のヘルメット着用を巡っては、今月1日に施行された改正道路交通法で、すべての利用者に対し、罰則のない努力義務となった。同庁は今後、広報・啓発活動を通じて着用を促していく。

 警察庁によると、調査は降雪の影響が少ない13都府県で実施し、自転車の運転者と同乗者計1万6435人について調べた。都府県別の着用率は、熊本7・8%▽東京5・6%▽岡山4・3%――の順に高かった。福岡(2・8%)、静岡(2・4%)、大阪(同)、兵庫(1・9%)は3%を下回った。【松本惇】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 13都府県の自転車ヘルメット着用率4% 2~3月、警察庁調査