ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、英国防省は30日、ロシア軍が兵士40万人を新たに募集する大規模なキャンペーンを始めようとしているとの分析を公表した。ロシア軍の死傷者は既に22万人を超えたとの見方もあり、兵力不足を補う狙いがあるとみられる。

 分析では、国内世論の反発を抑えるために「自発的」な参加という体裁をとるものの、実際には地方政府がノルマを達成するために入隊を強要する可能性があると指摘。純粋な志願者だけで40万人も集まる可能性は低いと見ている。

 ロシアは昨年9月下旬、30万人の兵力確保を目的に部分的動員令を出した。ただ、動員を嫌って国外に脱出する市民が相次ぐなど反発も根強い。【ヨハネスブルク平野光芳】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 ロシアが兵士40万人を追加募集か 英国防省分析