ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、ロシア側との激しい攻防戦が周辺で続く東部ドネツク州の戦略的要衝バフムトに関して、「我々にとって要塞(ようさい)であり、可能な限り戦う」と死守する意向を強調した。ロイター通信が首都キーウ(キエフ)での記者会見の発言を伝えた。

 ゼレンスキー氏は「もし長距離射程の兵器供与が早まれば、バフムト堅守だけでなく、2014年から(露側に)占領されているドンバス(ドネツク、ルガンスク両州一帯)の解放も始める」と訴え、欧米の軍事支援の更なる強化に期待を示した。

 ロシア側はこれまでにバフムトを包囲したと主張。北郊の町ソレダルは露民間軍事会社「ワグネル」の部隊などが1月に制圧した。一帯はウクライナ東部での激戦地となっている。【カイロ真野森作】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 ゼレンスキー氏、東部要衝バフムトの死守を強調 「可能な限り戦う」