岸田文雄首相は4日朝、荒井勝喜首相秘書官が3日夜、LGBTQなど性的少数者に対する差別的な発言をしたことを受けて、首相公邸で記者団の取材に応じた。主な内容は次の通り。

 ――荒井秘書官の進退についてどう考えるか。

 ◆まず、岸田政権は持続可能で多様性を認め合う包摂的な社会を目指すと申し上げてきた。荒井秘書官の発言はこの政府、政権の方針とは全く相いれないものであり、言語道断だ。厳しく対応せざるを得ない発言であると思っている。

 ――厳しく対応するとは具体的にどのような対応か。

 ◆進退をも考えざるを得ない発言であると思っている。

 ――秘書官を辞めさせるということか。

 ◆はい、今そう受け止めている。至急、具体的な対応を考える。

 ――現時点では決まっていないのか。

 ◆進退をも考えざるを得ない発言だと思っている。

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 首相「政権の方針と相いれない」 差別発言の荒井秘書官、更迭方針