松野博一官房長官は2日の衆院予算委員会で、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで1月27日に検挙された政策秘書の男性が自身の義弟だと明らかにした。立憲民主党の森山浩行氏への答弁。

 松野氏は28日、記者団に対し、男性が検挙されたと公表、謝罪した。この際、義弟であることは明らかにしていなかった。2日の予算委でその理由を問われ、松野氏は「(政策秘書という)職制上の責任論として謝罪をした」と述べた上で「私との個人的な関係が縁戚に当たることを謝罪の前提とすべきだとの考えには至らなかった」と説明した。男性が既に衆院に政策秘書の辞表を提出したことも明らかにした。

 森山氏は「官房長官は危機管理の責任者だ。『隠した』と疑念を抱かれることは控えてもらいたい」と求めた。

 松野氏の義弟は1月27日に飲食店で飲酒後、千葉市緑区で乗用車を運転したとして、千葉県警から交通切符(赤切符)を切られた。【小田中大】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 松野官房長官、酒気帯び運転容疑の政策秘書は「義弟」