東京・永田町の国立国会図書館に入館する際、貴重品などの手荷物を入れるよう貸し出されるバッグが再利用できるタイプに変わっている。これまでは使い捨てのポリエチレン製だったことから、「環境に優しい」と評判も上々という。  国会図書館によると、館内には貴重な書籍や資料が多数あるため、カメラやスキャナーなどのほか、中身が見えないB5判以上の大きさのかばんや紙袋も持ち込めない決まりになっている。  来館者には、長年使い捨てのポリエチレン製バッグを提供してきたが、プラスチックごみの削減に向け、2018年から再利用できるタイプへの見直しを進めていた。  「中身が見えて、資料を傷めず、再利用できる素材。使い勝手も良い形状は…」。試行錯誤を重ね、弾力性が高い素材やナイロン製のメッシュ生地を使ったバッグが完成した。従来品の在庫がほぼなくなった昨年4月から、来館者に使ってもらっているという。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕昨年4月に導入された再利用できるナイロン製バッグ(国立国会図書館提供) 〔写真説明〕長年使われてきた使い捨てのポリエチレン製バッグ(国立国会図書館提供)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 国会図書館にもエコバッグ=「環境に優しい」評判上々