インターネット交流サイト(SNS)で大麻を販売譲渡する内容を書き込んだとして、京都府警組織犯罪対策3課などは24日、麻薬特例法違反(あおり、唆し)容疑で、会社員石原星斗容疑者(23)=大津市美空町=を逮捕した。「自分でツイートしたことに間違いありません」と、容疑を認めているという。 府警が企業と共同開発したSNS上の薬物に関連する書き込みを自動検知するシステムを活用した初の検挙だという。 逮捕容疑は昨年4月19日、スマートフォンからツイッター上に大麻を販売譲渡する内容の書き込みをし、薬物犯罪をあおるなどした疑い。 同課は、捜査効率の向上や捜査員の負担軽減のため、SNS上に書き込まれた薬物に関連する言葉を24時間監視するシステムを企業と共同開発。昨年4月から運用を始めた。 隠語なども文脈などから判断できるといい、今回の書き込みも「大麻」などの文言の代わりに絵文字が使われていたが、正しく検知できた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕京都府警本部=京都市上京区