【ベルリン時事】米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は20日、ロシアが現時点でウクライナの多くの領土を支配下に置いていることを踏まえ、「今年中に、ウクライナの隅から隅まで軍事的にロシア軍を駆逐することは極めて難しいだろう」と述べた。ウクライナ支援の国際会議が開かれたドイツ南西部ラムシュタイン米空軍基地で記者会見した。  また、この日議論された米欧などの大規模な武器や訓練の提供を念頭に、「ウクライナ軍が前線の守備を安定させる可能性は大いにある」と指摘。ロシア軍の攻勢にも持ちこたえることができると分析した。 【時事通信社】 〔写真説明〕20日、ドイツ南西部ラムシュタイン米空軍基地で記者会見する米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「年内のロシア駆逐は困難」=ウクライナ戦況で米軍制服組トップ